考え方について

書籍 サイコロジー・オブ・マネー

今回は、約3年前までまったく本など読まなかった私が読書にハマり、その中でも印象深かった書籍を紹介したいと思います。

多少ネタバレはありますが、書籍の中でも特に影響を受けた部分をかい摘んで記載します。どちらかというとネタバレというより、私の主観ゴリゴリの感想になると思います。

お金に関して考えるきっかけになっていただければ幸いです。

書籍 サイコロジー・オブ・マネーとは

本書籍の著者はモーガン・ハウセル(元ウォール・ストリート・ジャーナルコラムニスト)です。←全然知りません。


日本語版は2021年12月に発売され、世界43か国で翻訳、累計70万部のベストセラーになっている書籍で、テーマは「お金と心理学の関係性に焦点を当て、経済的自由を達成するためのマインドセット」を解説してくれています。

私が見ていたYouTube動画で「DIE WITH ZERO」という書籍が紹介され、その類似本という感じで本書が目に止まり読んだのがきっかけです。どちらも良書なのでぜひ読んでみてほしいと思います。

お金の心理学

本書籍の核心は「お金の心理」です。

人がお金に関してどう感じるか、どう反応するかなど客観的な目線で書かれているのが特徴です。その中でも

お金に関する価値観

について気づきがありました。

当たり前のことに感じるかもしれませんが、私達は世代も違えば親の収入や価値観も違います。育ってきた境遇が違うため、お金に関する考え方やとらえ方も千差万別です。

世の中に売られている商品やサービスの値段は、基本的には誰が購入しても同じ値段で売られています。Aさんが買ってもBさんが買っても1本100円の大根は100円、散髪代は4000円です(最近インフレして大根は100円では売っていませんね…)

これに対して「どう感じるか?」は人それぞれです。

大根100円!安いな〜

あらやだ高いわね。80円にならないかしら。

といった感じで、同じ100円に対しても捉え方は違います。

大根だと金額が小さいかもしれませんが、私に置き換えてみると服の価値観に関しては世間の常識から逸脱しています。

というのも、私は幼少期に私服をほとんど着ずに学校の体操服を年がら年中着ていました。理由は「動きやすい。服装を考えなくてもいいから」です。高校生になっても学ランとジャージしか着ていませんので、オシャレ着は買ったことがありませんでした。

するとどうでしょう。服に関してそんな価値観でいるため、働き始めて職場の同僚と街へ買い物へ行くとカルチャーショックが起きます。

Tシャツが5000円!

ズボンが1万円!

という値段に驚いてしまいます。しかし、同僚は「そんなもんだよ」と言って普通に買い物をしているのです。これが私が感じた初めての違和感だったように感じます。(今でも根本的には変わっていません。服は動きやすくて安いもので十分です。ユニクロでも少し高く感じます。)

要は何が言いたいかと言うと「人によって商品やサービスに対する価値観は違う」ことを本質的に理解しておく必要があるということです。

自分の投資ゲームの理解

本書は投資に関して銘柄の紹介等はしていません。

考え方の参考になる内容がほとんどです。今の時点で、私が要約した内容を見返してみて大切だと感じたことを紹介します。それは

別のゲームをしている他人の言動に惑わされないこと

です。

端的に言いますと「自分の投資の時間軸を理解しておく」ことが大前提です。投資をしていると、どうしても色んな情報は入ってきます。今だと

トランプ関税だ! 金利が上がるぞ!

といったニュースが流れ、その都度各インフルエンサーは「この銘柄が買いだ!」と言った発信をして自分たちに情報が入ってきます。その都度反応して

やっぱりこっちに乗り換えよう

という自分の中のスケベ心が顔を出してきます。

その度に、他人の芝生が青く見えて不安になってしまいます。(私自身もいまだに高配当株投資に関して懐疑的なまま続けています)

万人における最適解は「長期・分散・低コスト」であり、脳死でオルカンやS&P500のインデックスファンドを積立することです。その答えは分かっていても「もっと効率の良い投資法はある」というスケベ心が出てくるものです。

基本的にはリスクとリターンはある程度比例するので、大きく増える可能性がある投資商品は、大きく損失を出すこともあります。人が言うからではなく

  • 自分は何のために投資しているのか?
  • いつまでにどのくらい必要なのか?
  • 自分の性格・価値観に合う投資法は?

ということを、自分自身を内観することで他人の時間軸や価値観に惑わされなくなると思います。

投資は自己責任という逃げの言葉のとおり、誰も責任を取ってくれません。

まとめ

ぜひ本書を読んでください!

騙されたと思って読んでください。2000円もしません。(最大損失2000円弱です)

本はコスパの良い商品だと思います。各分野の専門家が多くの時間や経験を経て書かれているものがほとんどで、到底自分の人生では経験し得ない経験談に触れられます。

本を買ってすべてを理解する必要はありません。買ってみて合わなければ売ってください。私は読んだ後、要約文を作ったら売っています。その中でも

  • サイコロジー・オブ・マネー
  • DIE WITH ZERO
  • 嫌われる勇気

は売った後、再度購入し直しました。良書は手元に置いておいて、パラッと見返してみたくなるものです。3年前に読んで感じることと、今読んで感じる感覚は違います。それも価値観が変わってきたからかもしれません。(ただ歳をとっただけかも)

今後もオススメ書籍を紹介してみたいと思います。ではでは〜。

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